OEM・組み込み向けの顔認証SDK
SDKライセンスは、Ayonixの顔認証を御社の製品の中に組み込むものです。画面も、お客様との関係も、ブランドも御社が持ちます。Ayonixが提供するのは検出、特徴量の抽出、照合であり、動作するのは御社が指定したハードウェア上です。外部サービスへの呼び出しはありません。
SDKライセンスは製品導入と何が違うのか。
導入は、Ayonixのソフトウェアを利用する組織にそれを設置することです。SDKライセンスは、御社が販売するものの中にAyonixを入れることです。この2つは商流として異なり、結果も異なります。
| 製品導入 | SDK・OEM | |
|---|---|---|
| エンドユーザーを持つ側 | Ayonixまたはインテグレーターのパートナー | 御社です。御社が明示しない限りAyonixは見えません |
| 画面を持つ側 | Ayonixの製品 | 御社です。UXの設計は御社のものです |
| 動作する場所 | 導入時に選ぶお客様の基盤 | 御社が指定したハードウェア。御社が出荷する製品の中 |
| Ayonixが提供するもの | 動作する一式 | 検出、特徴量の抽出、照合。その周囲を御社が作ります |
実際には何に対して実装するのか。
顔認証は4つの処理に分かれます。SDKでの実装とは、そのうちどれを受け取り、どれを自社で作るかの判断です。
- 検出:フレームの中から顔を見つけ、先へ進められる品質かどうかを判断します。
- 特徴量の抽出:使える顔を、compactな数値表現に変換します。写真に戻すことはできません。
- 照合:ある特徴量を、別の特徴量または集合に対して採点し、判定だけでなくスコアとともに返します。
- 保存と登録:特徴量を保持し、そのライフサイクルを管理します。自社のデータモデルに属するため、OEMが自社に残すことが多い部分です。
最後の一つは早めに決める価値があります。登録を自社に残せば、自社のスキーマ、削除の説明、お客様に対するデータ所在の回答を自社で持てます。委ねれば速度は上がり、その一部を手放すことになります。どちらが誤りということはありません。選ばないまま流れ込むことが誤りです。
組み込み製品では、演算はどこに置かれるのか。
これが他のすべてを規定する制約です。組み込み製品では、予算ではなく物理によって上限が決まるからです。構成は3つあり、どれを選ぶかは通常、オフライン時に何ができる必要があるかで決まります。
| 構成 | 向いている製品 | 制約 |
|---|---|---|
| 機器そのものの上 | ゲート、キオスク、端末など、ネットワークなしで動く必要があるもの | 熱と電力の上限、および機器が保持できる登録件数 |
| 機器群の傍らのローカル装置 | 同一拠点の複数機器が1つの名簿を共有する場合 | 機器と装置の間の経路が切れても、何かが動き続ける必要があります |
| 自社のバックエンド | クライアントが薄く、接続が前提の製品 | 遅延。そして画像が移動するため、プライバシーに関する回答が変わります |
- エッジアプライアンス ATLAS BOX中間の構成のために、自社で演算モジュールを設計したくない場合の選択肢です。
ライセンスはどのような形か。
Ayonixはエンジンを月額または買い切りでライセンス提供します。組み込み製品で効くのは、数え方が出荷台数なのか、導入拠点なのか、開発者席数なのか。そして、すでに市場に出ている個体が更新時にどうなるかです。
- 数え方が、出荷台数か、導入拠点か、開発者席数か。
- お客様の手元にすでにある個体が、2年目にいくらになるか。
- お客様が機器を転売したとき、ライセンスが機器とともに移るかどうか。
- 契約が終了したとき、出荷済みの個体がどうなるか。いずれ御社のお客様が御社に尋ねる問いです。
AyonixはOEMライセンスの価格表もロイヤリティ表も公開しておらず、このページにも記載しません。条件は数量、地域、双方が何を約束するかによって変わり、パートナーごとに取り決めます。開発工数を投じる前に数値が必要であれば、最初のご連絡の際にその旨をお書きください。お答えします。
評価では何を確かめるべきか。
顔認証が動くかどうかではありません。それは動きます。OEMの評価が存在するのは、御社の製品が出荷される具体的な条件の中で動くかを確かめるためです。こちらのほうが狭く、そしてはるかに有益な問いです。
- ワークステーションではなく、実際の対象ハードウェアで実行してください。開発機での結果は、ファンレス筐体についてほとんど何も語りません。
- 製品が実際に受ける同時実行数で、平均ではなく最悪の1分を含めて実行してください。
- 機器が保持すべき登録件数を確定し、都合のよい件数ではなくその規模で試験してください。
- 1対1か1対Nかを早期に決めてください。登録が増えたときのコスト曲線が異なり、後から入れ替えるのは再設計になります。
- 製品が攻撃者に向き合うのであれば、生体検知の要件を明示的に、Webカメラではなく実際の光学系で試験してください。
- 顔認証の実証の進め方何を、誰のデータで測るのか。そして本当の結果とデモンストレーションをどう見分けるか。
- 精度、しきい値、生体検知なぜ単一の精度数値では生体認証を説明できないのか、代わりに何を求めるべきか。
Ayonixが提供しないものは何か。
はっきり述べる価値があります。ここを想定で埋めた実装計画は、穴の空いた計画だからです。
- 本人確認書類の真正性の判定。顔照合が答えるのは人物と写真が一致するかどうかであり、書類が真正かどうかは別の領域です。
- 御社製品内の登録体験。撮影の流れ、同意の文言、再試行の挙動は御社のものであり、多くのエンジン設定よりも結果に影響します。
- 対応プラットフォームの一覧表。対象ハードウェアは、古くなる表を読むのではなく、実際の機器について個別に確認します。
- お客様に提示できる精度の数値。存在しません。理由は精度のページに記載しています。
よくある質問
- どのプラットフォームとアーキテクチャに対応していますか。
- Ayonixはプラットフォームの一覧表を公開していません。一覧表はバージョンごとの約束であり古くなるため、OEMがそれに気づくのは遅い段階になります。対象のハードウェア、OS、アーキテクチャは、開発工数を投じる前に、最初の技術的な対話で実際の機器について確認します。
- OEMライセンスの価格はどう決まりますか。
- エンジンは月額または買い切りでライセンス提供します。組み込み製品では、数え方が出荷台数か導入拠点か開発者席数か、そしてすでに市場にある個体の更新がどうなるかが変数になります。ロイヤリティ表は公開しておらず、条件は数量と地域に応じてパートナーごとに取り決めます。
- ネットワークが一切ない状態で動作しますか。
- します。照合は機器上またはローカル装置上で完結でき、Ayonixのサービスの呼び出しも外部への接続も必要としません。ゲート、キオスク、端末では通常の構成であり、データ所在に関する回答が短くなる理由でもあります。
- 自社ブランドで提供できますか。
- 御社が明示しない限り、エンドユーザーにAyonixの名前は見えません。画面もブランドもお客様との関係も御社のものです。ライセンスを受けるのは、その下で動くエンジンです。
- カタログにどの精度を記載できますか。
- Ayonixからお渡しできる数値はありません。認識性能はカメラ、光学系、照明、しきい値、母集団によって変動するため、ある製品で測った値を御社の製品で再現することはできません。評価の中で御社自身の条件下で測定し、公表されるのであれば条件とともに記載してください。
- AyonixはNISTの認証を受けていますか。
- 受けていません。どのベンダーも受けていません。NISTは評価を実施し、提出されたアルゴリズムの性能を報告書として公表する機関であり、ベンダーの認証、承認、推奨は行わず、承認済みベンダーの一覧も設けていません。AyonixはNISTの顔認識評価に参加しており、これはアルゴリズムが測定されたという意味です。
- アップデートは提供されますか。何が影響を受けますか。
- 更新の頻度とそれに伴う互換性の約束は、後から判明するものではなく契約の一部です。明示的に確認する価値がある問いは、エンジンを更新したとき、すでに市場で登録済みの特徴量がどうなるかです。その答えが、更新がダウンロードで済むのか移行作業になるのかを決めます。
