Dr Sadi Vural
Dr Sadi Vuralは、2007年に東京で創業した顔認識企業Ayonixの創業者兼最高経営責任者です。大阪大学で博士号を取得し、2011年の学位論文では屋外監視環境における顔認識を扱いました。発表した研究は、照明変化に強い認識と、制御されていない条件下での物体検出を対象としています。
AyonixにおけるDr Sadi Vuralの役割は。
2007年に東京でAyonixを創業し、最高経営責任者を務めています。当サイトが公開する顔認識の評価、精度、導入に関する技術記事も自ら執筆し、署名しています。会社名ではなく個人名を用いるのは、生体認証の精度に関する主張を読者が判断するとき、誰が述べているのか、その人物が何を発表してきたのかを確認できる必要があるからです。
社名はこの研究に由来します。2011年の照明正規化に関する論文で著者らはAyofa-Filtersと名付けたフィルタ群を提案し、その系譜から生まれた製品群がAyonixの名を継いでいます。
学術的な経歴は。
Dr Vuralは2011年に大阪大学で博士号を取得しました。学位論文「Face recognition by using hybrid-holistic methods for outdoor surveillance systems」は大阪大学の機関リポジトリ(Osaka University Knowledge Archive)に収録されています。要約をここに記すのではなく、原本へのリンクを下に掲げます。
大阪大学での研究は前泰志、大原賢一、新井健生の各氏と行われ、成果はPattern Recognition Letters、Machine Vision and Applications、日本ロボット学会のJournal of Robotics and Mechatronicsに掲載されました。それ以前の立命館大学での研究は、映画コンテンツ向けの電子透かしを扱っています。
- 博士学位論文、大阪大学(2011年)大阪大学機関リポジトリ収録の要旨。
顔認識について何を発表してきたか。
以下はいずれも査読付き、またはリポジトリに収録された論文で、各項目は出版元の記録へリンクしています。一貫しているのは、導入の成否を今も左右する課題です。照明も角度も距離もシステムの側で選べないとき、顔をどう識別するか。
- Face relighting using discriminative 2D spherical spaces for face recognition (2013)Machine Vision and Applications.
- Spherical Spaces for Illumination Invariant Face Relighting (2013)Journal of Robotics and Mechatronics.
- Multi-view fast object detection by using extended haar filters in uncontrolled environments (2011)Pattern Recognition Letters.
- Illumination Normalization for Outdoor Face Recognition by Using Ayofa-Filters (2011)Journal of Pattern Recognition Research.
- Robust Digital Cinema Watermarking (2008)Ritsumeikan University.
この一覧は発表済みの研究であり、製品の性能を示すものではありません。現在のAyonixのシステムが特定の現場でどう動作するかを述べたものではなく、ベンチマークとして読むべきものでもありません。
このサイトでは何を書いているか。
ここでの技術記事は、生体認証の導入判断を左右しながら、往々にしてぞんざいに扱われる問いに答えます。第三者評価が何を示し、何を示さないのか。ひとつの精度の数値がなぜ別の現場に持ち越せないのか。データを外に出せないとき、認識をどこで動かすべきなのか。
これらの記事に共通する点を、ここでも明記します。NISTは顔認識アルゴリズムを評価し比較結果を公開しますが、ベンダーを認証、承認、推奨することはありません。そうした認証制度は存在せず、「NIST認証」を名乗る企業は実在しないものを指しています。
- NIST顔認識評価とAyonix評価が測るもの、そして参加が意味しないこと。
- 当サイトが精度の数値を公表しない理由そして、何を聞いても数値で答えるベンダーに何を尋ねるべきか。
- 顔認識ソフトウェアと企業の比較Ayonixが公開し、かつ自らも掲載される比較と、それに伴う開示。
編集方針と利益相反
Dr VuralはAyonixの創業者兼CEOであり、顔認識について書くことは利害関係者による執筆です。この点は各記事にも本ページにも明示しています。当サイトの原則は、その開示を実務に落としたものです。Ayonixを含むいかなるベンダーについても精度の数値を公表せず、統計はすべて政府機関または学術機関の情報源を示し、顧客に関する記述は当該顧客の同意なしに掲載しません。
訂正のご指摘を歓迎し、対応は公開の形で行います。本文を改めた時点で「最終更新日」も更新します。該当ページと訂正内容を infojp@ayonix.com までお知らせください。
よくある質問
- Dr Sadi Vuralとはどのような人物ですか。
- 2007年に東京で創業した顔認識・企業向けAI企業Ayonixの創業者兼最高経営責任者です。大阪大学で博士号を取得し、2011年の学位論文では屋外監視システムにおける顔認識を扱いました。
- 博士号はどこで取得しましたか。
- 大阪大学です。学位論文「Face recognition by using hybrid-holistic methods for outdoor surveillance systems」は大阪大学の機関リポジトリに収録されており、本ページからリンクしています。
- どのような論文を発表していますか。
- 照明変化に強い顔認識と物体検出に関する査読付き論文が、Pattern Recognition Letters、Machine Vision and Applications、Journal of Robotics and Mechatronicsに掲載されています。加えて、立命館大学在籍時の映画向け電子透かしに関する研究があります。各論文は本ページから出版元の記録にリンクしています。
- 社名は研究に由来するのですか。
- はい。2011年の屋外顔認識向け照明正規化の論文でAyofa-Filtersと名付けたフィルタ群を提案しており、その研究から生まれた企業がAyonixの名を継いでいます。
- 顔認識の開発は日本で行っているのですか。
- はい。東京で顔認識技術の開発にあたっています。開発の範囲は顔認識だけにとどまりません。顔検出から特徴量抽出までの一連の技術に加え、顔追跡、表情解析、性別・年齢解析、人種解析、3D顔正面化技術を開発しています。
